初めての出産、いただいたお祝いのお返し(内祝い)だと、
『何が正解なの?』『失礼にあたらないかな?』と心配になりますよね?
そんな不安を解消するために抑えておきたい基本的マナーを、
ギフトコンシェルジュ歴10年以上のスタッフがまとめてみました。
目次
そもそも内祝いとは?
そもそも内祝いとは、内(我が家)におめでたいことがあったので、
その喜びを分かち合うために内々の人に贈るということが始まりです。
しかし、現在では御祝いを頂いた人へのお返しを贈るということで使われることが一般的となっています。
また、不慣れな間は『お返し』という言葉を使ってしまいそうになりますが、
もともとの由来からも『内祝い』という言葉を使うのがマナーです。
【出産内祝いのマナー】いつまでに贈る?
基本的に産後1か月前後(もしくはお祝いを頂いてから1か月以内)に贈るのが一般的となっています。
産後は何かとバタバタすることが多いので、あらかじめどういったものを贈るのかをチェックしておくと
慌てずにスムーズに贈ることができるのでおすすめです。
【出産内祝いマナー】何を贈る人が多い!?
出産内祝いを贈るなら、喜ばれるものを贈りたいですよね?
ご購入いただく商品として人気のジャンルをまとめました。
・スイーツ
・グルメなどスイーツ以外の食品
・タオル
・カタログギフト
この他、スイーツやお米などの食品にに名入れした、名入れギフトを贈る方もいらっしゃいます。
【出産内祝いマナー】熨斗(のし)の名前や水引について
熨斗(のし)とは本来掛け紙に付いているひし形のような部分を熨斗あわびと呼んでたのが由来です。
現在では、掛け紙のことを熨斗(のし)と呼ぶことも多くなっています。
水引については、出産内祝いは『何度あってもいいこと』なので蝶結びとなります。
熨斗上(水引より上):内祝/出産内祝
熨斗下(水引より下):お子様の名前(右側にふりがな)
※双子の場合は先に生まれたお子様の名前が右になります
熨斗下の名前に間違って苗字を書いてしまう場合がありますが、
お子様の名前をみんなにお披露するという意味合いを込めて、
お子様の名前で贈りましょう。
【出産内祝いマナー】基本的な相場と連名で貰っ場合
基本的な相場は頂いた金額の半返し~3分の1返しとなります。
※これより多くても少なくても失礼にあたるので注意が必要です。
つまり、1万円の御祝いを貰った場合、¥3,000~¥5,000ぐらいの物を贈るのがいいでしょう。
会社名義でもらう御祝いに関しては返さなくて大丈夫ですが、
職場や友人から連名でもらった場合は個々にお返しするのがマナーです。
その場合は人数で割った金額の半返し~3分の1返しとしましょう。
職場への内祝いの場合、『みんなで食べれるように』と、
個包装のお菓子や飲み物が人気となります。
(例)御祝い金額÷人数の半返し~1/3返し
【出産内祝いマナー】贈ってはいけないタブーなもの
御祝いより高価なもののお返しはタブーとされますが、
実は品物で送っていけないものもあるんです。
・刃物:『縁を切る』ということを連想させる
・櫛(くし):『苦しい』『死』を連想させる
・日本茶:仏事のお返しイメージがある
・ハンカチ:『手切れ』という意味合いがある為
最近ではそこまで細かく気にしないということも増えてきていますが、
念のため避けた方が良いでしょう。
※特に日本茶は地域差もあるので一概にタブーとはいえません。
【出産内祝いマナー】メッセージカードは付けたほうがいいの?
メッセージカードは感謝の気持ちやお子様が生まれたことの喜びを表すものなので、
付けたほうがベターとされています。
【出産内祝いマナー】宅配便で送る際の差出人は?
宅配便で送る場合の送り状欄の名前ですが、夫婦連名にするのがおすすめです。
もしくは繋がりがある側の名前で送っても大丈夫です。
誰から届いたか分かるように注意しましょう。
今回は基本的マナーを中心に書いていますが、
実際に何を贈ったらいいの?という方も多いはず。
サイトの出産内祝おすすめ商品コーナーを是非参考にしてください。
ライター:しず
ギフトコンシェルジュ/歴:10年以上
卒業してからギフト一筋!
休日はランチの人気店を回るのが、ストレス発散です